女子アジアラグビーチャンピオンシップ2017第1戦
7.08　女子日本代表VS女子香港代表
KO　12:00　小田原市城山陸上競技場

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昨年6月に小田原市は城山陸上競技場の改修工事を経て、日本代表チームの合宿等に積極的に協力をして、今回初めての国際試合を開催する事になった。その後、城山陸上競技場の改修工事を経て初めての国際試合を開催した。
8月9日からアイルランドで開催されるに女子ラグビーワールドカップ2017大会に出場する日本代表は、7月5日から当地で合宿を重ね、女子アジアラグビーチャンピオンシップ2017第一戦として香港代表を迎えた。
梅雨の合間の好天の中、香港代表のキックオフで始まった。日本代表は前半6分、PKから右へ展開し、WTB黒木理帆が縦に切り込みトライでまずは出足の良いスタートを切った。パスミスが目立つものの、スクラムで優位に立つ展開。12分、ラインアウトからモールでゴール前へ最後はWTB平野恵理子がトライ。その後19分、HO斉藤聖奈、24分にNO.8鈴木彩夏がトライ、41分にはゴール前ラックから斉藤聖奈が2本目のトライで29-0として前半終了した。香港代表は日本代表の低いタックルにボールを生かせずチャンスが掴めなかった。
後半に入っても日本代表のペースでゲームが進んだ。早々にWTB黒木理帆がトライ。香港代表、一時は攻勢に転じたが、日本ゴール前5mまで攻め入っても肝心のところでミスが重なりトライには至らない。
一方日本代表は13分CTB長田いろは、16分にCTB加藤慶子がトライで44-0とリード。20分にはスクラムからサイドを突いてWTB黒木が好走、ラックから左に展開しWTB平野恵理子がまたしても鮮やかなトライ、ゴールも決まり51-0とゲームは一方的になった。31分CTB長田いろはが40Mを独走しトライで58-0なった。香港代表、後半も劣勢になり合計10トライを奪われ、完敗の一戦となった。日本代表は7月15日、アウェーで香港代表と対戦する。
有水HCは試合後の会見で、セットプレーで相手を優る強みが出ていないと反省し、厳しい表情であった。観衆は約1,400名、試合後にはワールドカップ壮行セレモニーも行われ、神奈川プリンセスチームから、選手への寄せ書きが入った国旗や小田原市民からも女子日本代表にエールが送られました。

日本チームインタビュー
――今日の試合を振り返って
有水HC「セットプレーで相手を勝ることを課題にした。その中でラインアウトは課題が残った。ラインアウトはタイミング、スロアー、キャッチャーなど全員の総合力だ」
――女子ワールドカップ大会に向けて
有水HC「今日の出来では目標のベスト8は厳しい。来週(15日)の香港戦までに修正しベスト8の基準を作っていきたい」
――次戦について
斉藤キャプテン「来週、アウェーで再度香港代表と対戦するが相手をもっと圧倒するように準備する」

男子チームが成し得なかったワールドカップベスト8への進出を目指して、平均で10cm身長差ある強豪チームに勝つためにも、今回の試合内容から見えてきた、相手よりさらに強いブレイクダウン、展開スピード、ミスのないプレーの継続などの課題を突破できればBEST8の壁を突破できるであろう。アウェーでの香港戦での戦いぶりが楽しみである。
今回、小田原市城山陸上競技場で始めて開催された国際ラグビーイベントには、観客席が一杯になる1400名弱の観客が集まった。また、加藤小田原市長も応援に駆けつけ、両国チームと選手へ試合中はもとより試合終了後に選手達がバスに乗るまでも一人一人に熱い声援を送っていました。今回の開催では、日本ラグビーフットボール協会を始め、神奈川県、小田原市、平塚市など近隣のラグビーフットボール協会の役員がボランティアとして集結して初めての国際大会の開催を行いました。加藤市長は、これからも、この城山陸上競技場でラグビーフットボール競技をできるだけ多く開催して、少しでもラグビーの魅力をアピールできればとの事でした。

開催日時	2017年07月08日（土）12時00分　K.O
会場	小田原市城山陸上競技場

女子日本代表			女子香港代表
前半	後半		前半	後半
5	5	T	0	0
2	2	G	0	0
0	0	PG	0	0
0	0	DG	0	0
29	29	小計	0	0
58		合計	0

結果詳細