2019年11月16日(土)、ラグビーワールドカップの熱狂から早や2週間が過ぎた。
秋らしい青空の元、ニッパツ三ツ沢球技場に大学ラグビーが帰ってきた。
対戦カードは専修大学vs拓殖大学、ともに勝ち点7の6位につけている。
両チームともこの試合が一部残留か降格に近づくだけに気迫あふれる試合となると期待された。

14時ちょうど専修大学のキックオフでホイッスルが鳴った。

試合序盤に拓殖大学はペナルティキックのチャンスを得る。ここはPGを狙わずタッチキックを選択。
見事ラインアウトからモールで押し込み7番アセリがトライ。(前半7分)
10番小野が左隅の難しいところからGKを決めて0対7とする。(前半8分)

専修大学もすぐさま反撃を見せる。
敵陣22m付近のラックから右へ展開し、11番水野が右隅へトライ。(前半12分)
GKも難しいところから15番松浦が決めて7対7とする。(前半13分)
目まぐるしく試合が動く、拓殖大ラックから押し込み4番木村が左隅へトライし7対12と再びリードする(前半18分)GKは10番小野失敗。(前半19分)

勢いを増す拓殖大学は、ラインアウトからのモールで7番アセリが左隅へトライ。
7対17とリードを広げる。(前半23分)GK10番小野失敗。(前半23分)

反撃に転じたい専修大学は、敵陣での激しいスクラムの攻防を繰り返す。この執念が認定トライを奪いとり14対17と点差を詰める。(前半32分)
前半終了間際、専修大学はシンビンで得たペナルティキックを15番松浦が確実に決め17対17と同点にする。(前半42分)

後半は、拓殖大学のキックオフから開始。
キック処理ミスをチャンスにつなげた専修大学が、フェーズを積み重ねて最後は3番栗山が左中間を突破してトライ。(後半3分)
15番松浦がGKを決めて24対17とこの試合初めてリードをする。(後半4分)
専修大学が敵陣で攻める時間…必死で耐える拓殖大学がペナルティをきっかけに陣地を奪え返す。
今度は拓殖大学が敵陣で戦う時間が続く・・・
一進一退の攻防が続く中で、専修大学15番松浦のライン参加で敵陣に入り込み、ペナルティキックをチャンスを得る。これが決まれば専修大学に大きく流れが傾くが…
15番松浦PG失敗。(後半32分)今度は拓殖大学が息を吹き返し、敵陣へ攻め込む。
ゴール前へ攻め込むがゴールラインを割ることはできない。
グランドに影が落ちる中、専修大学の歓喜の声が上がる。
試合終了、24対17。

マンオブザマッチは専修大学の15番松浦選手が受賞した
今シーズン、ニッパツ三ツ沢球技場での大学の試合は本日が最初で最後…魂のこもった試合に、やはりラグビーは面白いと感じた一戦でした。
写真集はこちら。

#試合結果については関東ラグビー協会公式ホームページでご確認ください。

開催日時	2019年11月16日（土）14時00分　K.O
会場	ニッパツ三ッ沢球技場

専修大学			拓殖大学
前半	後半		前半	後半
2	1	T	3	0
2	1	G	1	0
1	0	PG	0	0
0	0	DG	0	0
17	7	小計	17	0
24		合計	17

結果詳細