理事長挨拶
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 神奈川県ラグビーフットボール協会
理事長 丹治 明

 平成14年度の事業も大過なく終えることが出来ました。関係者各位の方々のご尽力に感謝しこの場を借りましてお礼申し上げます。さて現在日本のラグビーは、大きな変革を迎えようとしています。皆様ご存知のように、日本代表のオープン化・トップリーグの設立・ジャパンラグビーアカデミー等々いくつかの施策を打ち出しました。特に、かっての日本選手権はラグビージャパンカップに、社会人大会は方式を大幅に改善するトップリーグに変わります。とりわけトップリーグの設立は、いろいろな観点から考案されたものです。

 トップレベルの向上・日本ラグビーの水準向上(底辺から日本代表までの組織の構築)・企業とのスポーツ振興への貢献・地域でのスポーツ振興の達成等々の目的が組み込まれており、あらゆる角度からのアプローチが試行されラグビーの低迷からの脱出の、意気込みが感じられます。

 サッカーに随分遅れをとった感は否めませんが、これを突破口にして立直しをはかり、ラグビーの理解者が増えることを望んでいます。一支部協会として、この大きな流れの中で運営方針を明確にし、地域の役割を担いラグビーの普及と振興に貢献したいと考えております。

 また、今年度はワールドカップも10月に開催されます。ラグビーに関する話題の提供が続く期間ともなります。マスコミの露出度に便乗し活気あふれる展開にしたいと考えています。

 さて今年度の県内の様子に目を向けますと、やはり惜しくも三連覇を逃した関東学院大学に触れないわけにはいきません。学生ラグビーの中心となる立場には変わりはありません。

 指導に当られている春口氏の健康状態が心配なところですが、この敗戦により更なるパワーアップを図り、当分早稲田との二強時代が続くことと思われます。

 また、社会人チームに付きましては、栗田工業・三菱重工相模原等々の奮起を期待しております。

 トップとの入れ替えが、毎年続いていますがトップリーグ入りを目指し県内のラグビーの目標として君臨して欲しいと考えております。高校では、法政二高が実力を発揮できず残念でしたが、西高東低と言われる現状を、神奈川のチームが打破して欲しいと思っております。私学の四強が続く中で、県横須賀等公立の進学高校も力をつけており来年度本県で開催される関東大会の出場校の争いは楽しみである。

 中学で、特筆されるのは桐蔭学園が、東日本大会に初優勝したことであります。一戦一戦厳しい試合の連続を勝ち得たフィフティーンの今後が楽しみです。ラグビースクール・タグラグビーにおいては多くの献身的な指導者により、真摯で情熱的なご協力に支えられつつ、着実に神奈川はもとより日本のラグビーを動かしています。

 また、各委員会活動を支える財源が年々減少しております。会費と有料試合の収入が中心であり、チーム登録料並びに個人会費の納入をお願いし、春・秋に開催される有料試合やイベントへのご協力をお願いいたします。今後とも、あらゆる面でサポートをお願いしつつ、ご挨拶に変えさせていただきます。