理 事 長 挨 拶
トップページへ

 神奈川県ラグビーフットボール協会
理事長 丹 治 明

 平成15 年度も無事にすべての事業を終えることが出来ました。これもひとえに関係者各位のご協力、ご支援のお陰と存じております。この場を借りまして、お礼申し上げます。
 さて、今年度の日
本のラグビー界には、さまざまな変革がありました。
 トップリーグの開幕、オーストラリアでの
ワールドカップの開催選手権方式変更による好試合の増加等々がありました。

 トップリーグにつき
ましては初年度ということもあり、準備不足という感は否めませんが、この方式を取り入れることによるトップの強化、一年に一回見られるかどうかのカードが二回見れるチャンスが生まれ、ラグビー人口減少に対する観客増員の企業努力、等々プラスの要因もあり、スタートしてはまずまずの評価が上げられたと理解したいと思います。
 ラグビー関係者各位が日本協会の方針を理解し、課題等を検討し更なる発展を心がけなければならないと考えます。

 
ワールドカップについては、4 年に1 度ということもあり、ジャージー、レフリー、ルール等見慣れぬ場面も見られたが、やはりラグビーに対する人気の高い国の国民の関心の高さに驚嘆するばかりです。
 日本協会もサッカーに続き日本でのワールドカップ開催の準備に入ったようですが、ラグビーに関与するすべての人間が実現に向かって支援体制を築く必要性があり、時間をかけて地道に継続的な努力が大切であると考えます。
 また、トップリーグ開催に関連して、大学選手権・日本選手権の方式変更についても、メリット・デメリットの分析が必要であると思います。
 
今年はワールドカップ開催もあり、日程 の問題が多々見受けられましたが、検討課題として残っています。
 県内に目を向けると、関東学院大学が春から他の大学の追随を許さず、大学日本一を勝ち取りました。 4年生を中心とした質の高いラグビーは、前年度覇者早稲田大学を付け入る隙を与えず下し、トップリーグのチームにも日本選手権で善戦したのはさすがであると思います。
 また、クラブチームにおいてもタマリバクラブが、昨年の雪辱を果たし、優勝し全国一となりました。仕事を持ちながら練習時間の少なさを工夫し、普及の部分でも高校生の指導などを行い、ラグビーに携わる姿勢は素晴らしいと思います。
 また、スクール、タグ関係者の方々には、底辺の拡大に絶え間ないご尽力をいただき、大変感謝しております。

 さて、神奈川県協会では、日本協会・関東協会の方向性とは別に、県独自の努力を計画的に実施し、ラグビーの環境作りに努め、もっと多くの方々にラグビーに興味を持ち、かかわってほしいと考えております。皆様に、お願いの多くなることが続くと思われますが、趣旨を理解していただき、さらに神奈川県のラグビー発展にご支援をお願いいたします。


県協会主管試合 NEC 対サニックス戦のオープニングセレモニー