大学委員会報告
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 委員長 山本 巧
*平成15年度神奈川県大学ラグビー大会

 平成15年度神奈川県大学ラグビー大会は、別掲の通り、関東学院大学が優勝を飾りました。過去においては全国地区対抗大学大会の予選を兼ねていたと聞いていますが、現在では県内大学間の交流を深める場として定着しています。大学ラグビーのトップを走る関東学院大に挑戦できることもあり、下位チームにとっては大変有意義な大会になっています。しかしながら、本年度も部員数の不足により、当初エントリーしていた2チームが参加を取りやめ、結局6チームによる大会になりました。

*全国地区対抗大学ラグビー大会

 神奈川県予選昨年に引き続き、本年も参加大学無の状態でした。関東ラグビーフットボール協会では、大学選手権につながるリーグに所属する大学の参加資格を認めていないため、比較的部員数に恵まれている県内8チームには無縁の大会となっています。
 一方、名古屋で行われた本大会をみると九州大学1部リーグ所属の福岡大学が出場し、見事に優勝を飾りました。
 そして、日本選手権への切符を獲得しました。地域によって大学ラグビー基盤が異なり、それゆえ全国地区対抗大学大会参加資格に多少地域特性があることは理解できます。しかし、今年度の本大会参加大学をみるとやや違和感を覚えます。この大会を通して何をしようとしているのか、その辺を明らかにしていくことが今後の課題であろうと思います。

*県内大学チームの秋シーズン

 関東大学リーグ戦において、全勝優勝を遂げた関東学院大学は、第40回大学選手権においても見事優勝を収めました。
 そして、日本選手権では、社会人の釜石シーウェイブスを見事に破り、4回戦へ進出しました。
 関東大学リーグ戦3部では、神奈川大学と防衛大学校が優勝を争い、見事神奈川大学が勝利を収めました。神奈川大学と防衛大学校が出場した2部との入れ替え戦では、防衛大学校が東洋大学を破り、2部昇格を決めました。
 今年度、3部に復帰を果たした横浜国立大学は、終盤粘り強さを発揮し、6位を確保しました。
 混戦であった4部では、横浜市立大学が6位の成績を収めました。
 6部では、横浜商科大学3位、産業能率大学4位、麻布大学6位という結果でした。

*今後の課題

 今年度を振り返ると、関東学院大学の大学選手権奪回、神奈川大学の3部リーグ優勝、防衛大学校の2部リーグ昇格と良いニュースが多かったと思います。
 しかし、いわゆる体育会運動部においてもラグビー人口の減少は否めません。ラグビースクールの人気は安定し、タグラグビーの露出度も上がっています。そうした底辺を中学・高校・大学へと確実につなげることが必要なのであろうと思います。

試合結果
平成15年度神奈川県大学ラグビートーナメント