サントリーカップ第7回全国小学生タグラグビー選手権大会神奈川県予選大会 大会規則・競技規則
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普及育成委員会 タグ担当
競技総括 井出 郁夫
審判統括 栗林 秀貴
 抽選会の際にご説明した大会規則・競技規則につき、掲載します。
 大会までにご熟読下さい。
 当日の要項はこちら
サントリーカップ第7回全国小学生タグラグビー選手権大会神奈川県予選大会 大会規則
   
アンダーラインを施しているところが全国決勝大会と異なります。
1、 グラウンド
  グラウンドサイズは横30m ×縦40m(ゴールラインからゴールライン)、インゴール(ゴールラインからデッドライン)は各5m ずつとする。
2、 ボール
  4 号球を使用、空気圧は0.5 〜 0.6kg/c uで主催者が用意したものを使用する。
3、 チーム
(1)   競技グラウンド内にいる 5名のプレーヤーと入替可能な2名以上 5名以下のプレーヤーから成り、原則として予選大会エントリー時の登録のまま大会に出場すること。
ただし、負傷や疾病、引越し、やむを得ない事情等が生じてチームの人数が 6名〜 5名になった場合はこの限りではない。
その際は、主催者に報告し、許可を得ること。また、この場合の選手補充は認めない。
@ コーチは本大会の各試合において、後半開始時までに登録選手を必ず全員出場させること。これに反する場合、相手チームの不戦勝とする。
但し、7分ハーフのみの試合で得点のない場合、またはやむを得ない事情で欠場となった登録選手はこの限りでない。
A 負傷、疾病が続き、出場可能なプレーヤーが 4名以下になった場合、公式試合は行えない。
4名以下となった試合は相手チームの不戦勝となる。(両チームが了承した場合、残り時間で交流試合を行うことが出来る。)
(2)   試合開始時、試合に必要なプレーヤー及び帯同コーチが揃わない場合、相手チームの不戦勝とする。
(3)   帯同コーチは成人2名とする。コーチは試合中に次のことができる。
@ 負傷者の救助等でレフリーの指示があった場合に競技グラウンド内に入ること。
A グランドサイドの主催者が指定する位置で、チームプレーヤーへの教育的かつ建設的助言を行うこと。
B グランドサイドの主催者が指定する位置でプレーヤーの入れ替えに関する管理を行うこと。
C ハーフタイムに競技グラウンド内に入り、プレーヤーに指示を与えること。
D グランドサイドの主催者が指定する位置でプレーヤーの健康、安全管理を行うこと。
E 主催者が認めた場合のみ、帯同コーチを1名とすることが出来る。
(4)   帯同コーチは大会期間中の選手、自チーム応援者の言動について一切の責任を負う。これができない場合、警告以上の処分が与えられる。
(5)   レフリー、アシスタントレフリー、第3アシスタントレフリーまたは第3タッチジャッジ(以下第3TJと記す)、競技役員はチーム、帯同コーチ、観客の言動が悪質な妨害行為にあたると判断した場合、警告以上の処分を科すことができる。
   
4、 プレーヤーの服装
(1)   プレーヤーの服装については以下の通りとする。
@ チームで統一された、運動に適した服装(学校体操着など)
A 運動靴または非金属の固定スパイク。取り替え式のスパイクは認めない。
B タグ・タグベルト。タグは日本協会規定サイズ(50 mm× 375 mm)。タグ、タグベルトともに、主催者が用意する。(ビブスは使いません。)
  *スポンサー名・商品名等の入ったユニフォームについては事前に事務局にお問合せ下さい。
(2)   プレーヤーは以下のものを着用することができる。
@ 髪留め(ゴム製)
A めがね(試合中に脱落しないよう、固定すること。万が一の接触に備えて、強化プラスチック製のものを用いることが望ましい)
(3)   以下の物については着用を認めない。
@ 手袋(タグの色と紛らわしいため。また、着用の有無による利益不利益をなくすため)
A ギブス等医療装具(着用しないとプレーできない場合は出場させるべきではないから)
B その他、タグラグビーをプレーする上で必要ない物
   
5、 選手の入れ替え
(1)   入替は以下の時に何度でも可。
@ ポイント(トライ)後
A ハーフタイム開始時
B 負傷でゲームが中断した時
(2)   入替は帯同コーチが第三アシスタントレフリーまたは第3TJに申し出、レフリーが承認して成立する。入れ替えが行われている間、試合は再開しない(時間は継続)。入れ替えを行うチームは速やかに実施できるよう準備する。
(3)   負傷により退場したプレーヤーがその試合に戻ることはできるが、出血している状態で戻ることはできない。
   
6、 レフリー
(1)   レフリー1名 アシスタントレフリー2名、第三アシスタントレフリーあるいは第3TJ 1名とし、主催者が任命する。 
(2)   レフリーはグラウンド内で判定を行う。
(3)   アシスタントレフリーはタッチライン沿いで以下を行う。
@ レフリーの判定の補佐。
A 選手の入れ替えの補佐。
B 負傷者のための試合停止の要請。
C 帯同コーチ・観客の悪質な妨害行為のレフリーへの報告。
(4)   第三アシスタントレフリーまたは第3TJはグラウンドサイド、ハーフウェーラインに位置し、以下を行う。
@ 選手の入替の管理
A チーム、帯同コーチ、観客の悪質な妨害行為に対する警告並びにレフリーへの報告。
(5)   レフリーはその試合における唯一の事実の判定者であり、レフリーに対して抗議することは認められない。
  →罰:プレーヤーは警告以上の処分が科せられる。再開は相手側フリーパス。相手がフリーパスの権利を有している場合には再開地点を5m前進させる。帯同コーチ、観客は警告以上の処分が科される。追加処分が科せられる場合もある。
(6)   レフリー(アシスタントレフリー、第三アシスタントレフリーまたは第3TJも含む)並びに競技役員はプレーヤー、帯同コーチ、観客の行為が試合進行に対しての悪質な妨害であると判断した場合、該当者に警告以上の処分を科す。悪質な妨害行為とは次の行為を指す。
@ 時間を空費する行為
A 故意の反則
B 相手が反則をしているように見せかける行為
C 暴力行為
D 自チームならびに相手チームプレーヤーへの暴言
E 競技役員、レフリー・アシスタントレフリー、第3アシスタントレフリーまたは第3TJへの暴言
F その他、レフリー、アシスタントレフリー、第3アシスタントレフリーまたは第3TJが試合進行の妨げになると判断した行為。
(7)   試合中に(6) の行為が起きた場合、レフリーは次のように対応する。
@ プレーヤーに対しては警告以上の処分を科し、問題行動のあった地点から相手側フリーパスで再開する。
A 帯同コーチ、観客の行為については、問題行為が起こった時点で警告以上の処分が科される。レフリーは必要に応じて試合を中断することができる。その場合の再開は停止を命じた時点でボールを保持していた側のフリーパスとする(タグの回数は継続)。アシスタントレフリー、第3アシスタントレフリーまたは第3TJ、競技役員が妨害行為をレフリーに報告した場合、レフリーは当該の者にハーフタイムまたは試合終了後に警告以上の処分を科す。
B 警告以上の処分を受けたプレーヤー・帯同コーチ・観客は、試合終了後、直ちに大会本部に出向き、追加処分を受ける。プレーヤー、及び自チームを応戦する観客が注意を受けた帯同コーチも同様である。
(8)   レフリーは以下の場合に試合を停止することができる。
@ プレーヤーが負傷し起きあがれない場合。メディカルサポーターからの要請による場合も同様とする。
A プレーヤー、帯同コーチ、観客に注意を与える場合。
  レフリーが、以上の理由で試合を停止した場合、再開は停止を命じた時点でボールを保持していた側のフリーパスとする(タグの回数は継続)。
   
7、 退場を命じられたプレーヤー、帯同コーチ、観客への罰について
(1)   試合中に退場を命じられたプレーヤーについては入替プレーヤーを認めない。プレーヤーの退場は原則として当該試合のみ有効とし、次の試合への出場は認める。
(2)   帯同コーチ及び観客の退場は終日有効である。原則として翌日以降には持ち越さない。
   
8、 メディカルサポーター
(1)   メディカルサポーターは主催者が任命し、自らの判断でレフリーの許可を得ずに競技グラウンド内に入ることができる。
(2)   メディカルサポーターは、負傷者が試合に参加できないと判断した場合に限りレフリーに試合停止を要請できる。
   
9、 試合中の飲水
  プレーヤーはハーフタイムには、サイドチェンジを行った後にチームから飲水を行える。ただし、ハーフタイムに自チームのベンチに戻ることはできない。プレーヤーは後半開始時には競技再開ができる位置にいなければならない。レフリーは、チームの行為が遅延行為にあたると判断した場合、相手側のフリーパスによる再開を行う。
ここで言うベンチとは、グラウンドサイドの主催者が指定する位置のことである。
  ハーフタイム時、選手が留まる競技再開が出来る位置は、大会本部により指定される。
  主催者から予め許可を受けた者(チームで2名)は、ハーフタイム時のみ、補給用飲水を持込むために、グラウンドに入ることが出来る。
  9項は、カップ決勝プール戦で適用する。その他の試合は、ベンチとして指定された場所以外への飲水の持込み及び飲用を禁止する。
   
10、 試合時間の管理と試合の記録
(1)   試合時間の管理及び試合の記録を行う者は主催者が任命する。
(2)   試合時間を管理するものは、レフリーの合図により試合時間の進行を止めることができる。
   
11、 試合終了(ノーサイド)
  試合終了(ノーサイド)はプレーの切れ目ではなく時間によって区切られる。レフリーが試合を停止した場合、その試合はレフリーのノーサイドの合図をもって終了とする。
   
12、 試合の勝敗について
  ノーサイドの時点で得点数の多いチームを勝者とする。
   
13、 県予選大会におけるプール戦、トーナメント戦
  詳細は以下の通りとする。
(1)   プール戦
@ 1プール3チームの総当り戦とする。
A 勝ち3 点、引き分け2 点、負け1 点、棄権0点とする。
B 不戦勝には勝ち点3と得点5点を与える。
C 不戦敗したチームは勝ち点、得点ともに0点とする。
D 順位はポイントの多いチームから上位とし、1位チームと2位の上位2チームはカップトーナメント、2位チームと3位の上位4チームはプレートトーナメント、3位チームはボウルトーナメントに出場する。
E プール戦でポイントが同数のチームが複数出た場合は下記の順で順位を決める。
a 直接対戦における勝者チーム。
b プール戦における総失点差。
c プール戦における総得失点差。
d 主催者の定める方法による抽選。
  (2)   決勝トーナメント
@ 参加チームが36チームですので予選で1位チーム・・・12チーム、2位チーム・・・12チーム、3位チーム・・・12チームを抽選にてそれぞれ4チームごとのa,b,cの3ブロックに分ける。
トーナメント戦でa,b,cブロックの一位を決する。
A 決勝トーナメント戦で同点の場合は下記のように勝者を決定する。
最大3分間の延長戦(サドンデス)を行う。さらに同点の場合、主催者の定める方法による抽選を行う。(試合時間は7分のみ)
(3) 決勝プール戦
@ トーナメント戦でa,b,cブロックの一位チームは、再度、総当たり戦行い、プール戦同様のルールで順位を決する
A カップ戦は7分-1分-7分で試合を行う。
プレート、ボール戦は7分で試合を行う。
B カップ戦で、1位、2位のチームが神奈川県代表として、平成23年1月16日(日)山梨学院大学和戸ラグビー場で行われる南関東ブロック予選に出場してもらいます。

サントリーカップ第7回全国小学生タグラグビー選手権大会神奈川県予選大会 競技規則
   
アンダーラインを施しているところが全国決勝大会と異なります。
1、 ラグビー精神の尊重
  タグラグビーは、ラグビー精神を尊重するプレーヤー、帯同コーチ、レフリー等関係者によって行われる。ラグビー精神に反する行為を行う者は、試合に参加することができない。
   
2、 試合開始前
  双方のチーム代表プレーヤーがトスをし、勝った方が試合開始のフリーパス、またはサイドのどちらかを選ぶ。
   
3、 試合時間並びに試合の開始
  カッププール戦のの試合時間は前半7分-ハーフタイム1分-後半7分とし、前半と後半でコートチェンジを行う。
試合の開始並びに後半の開始はセンターライン中央からのフリーパスで行う。後半開始のフリーパスは前半開始のフリーパスを行わなかったチームが行う。
それ以外のプール戦、トーナメント戦の試合は7分のみの試合時間とし、トーナメント戦方式の場合は、最大3分間のサドンデスを行う。さらに同点の場合、主催者の定める方法による抽選を行う。
   
4、 接触行為の禁止
  全てのプレーヤーは相手選手と接触をしないように努めねばならない。一切の接触行為並びに接触につながる行為をしてはならない。帯同コーチは、自チームのプレーヤーに接触行為並びに接触につながる行為を行わせない義務を負う。特に、以下の行為は厳禁とする。
(1)   ボールを持っている時
@ 防御側プレーヤーに対し、体当たりをする、あるいはハンドオフ、タグを取りに来た手を払うなどの接触行為。
A 防御側プレーヤーとの接触を誘発する可能性のある行為。具体的には以下のような行為を指す。
待ちかまえている防御側プレーヤーに向かって、または接近して過度の速度で直線的に走る。
複数のプレーヤーが近接して待ちかまえている狭い間隙を、過度の速度で走り抜けようとする。
なお、選手間の間隙が狭いか否かはレフリーが判断する。
防御側プレーヤーとの接触が予見されるにもかかわらず進路、速度を変更しないで走る。
タグを取られることが予見されるにもかかわらず、強引に直線的に走る。
タグを取られた後、停止パスをしようとせずに前進する。
進行方向に背中を向けて走る、相手をかわすために1回転以上回転する。等
(2)   防御する時
@ タックル、あるいは体を接触させながらタグを取る、タグを取った後相手プレーヤーと接触する等の接触行為。
A ボールを持っているプレーヤーとの接触を誘発する可能性のある行為。具体的には次のような行為を指す。
タグを取りにいく際に、自分からは遠い側のタグを取りに行く。
タグを取った後、ボールを持っているプレーヤーとの接触が避けられない体勢、速度でタグを取りに行く。
接触が予見されるにもかかわらず、進路や速度を変えずに走り、タグを取りに行く。
ボールを持っているプレーヤーの後方から抱きつくようにしてタグを取る。
ボールを持ったプレーヤーの進行方向に足を出す。
ボールを持ったプレーヤーの進路を、身体や足でふさぎながらタグを取ろうとする。具体的には、ボールを持った
プレーヤーと正対した際に、接触する直前までタグを取ろうとせずに前進したり、相手を逃げられないような状態に
追い込んでタグを取ったりする等の行為を指す。
両手を広げて防御をする。
タグを取りに行く姿勢を取らずにボールを持っているプレーヤーに接近したり, ボールを持ったプレーヤーの前に
立ちはだかったりする、等。
  以上については、身体の接触がなく、体格、年齢関係なしに誰でも楽しくプレーできるというタグラグビーの理念を否定する行為である。
  試合中にこれらのプレーが発生した場合、レフリーは試合を停止し、プレーヤーに注意以上の処分を科す。また、競技役員は、同一チームに上記のような行為が頻繁に起きていると判断される場合には帯同コーチに対し警告以上の処分を与えることができる。
   
5、 フリーパス
(1)   〔フリーパス〕とはボールを持ったプレーヤーがその位置から動かずに、レフリーの合図で、自分より後方のプレーヤーにパスをすることである。
(2)   フリーパスが行われるときに、プレーヤー並びにレフリーは次のようにしなければならない。
@ ボールを持っている側
  フリーパスからの最初のパスをもらうプレーヤーはパスをする選手から2m以内にいなくてはならない。
  走りながらパスを貰う場合はそのスタートする地点を2m以内とする。
A 防御側のプレーヤー
  防御側は速やかに5m下がらなくてはならない。
B レフリーは防御側の全てのプレーヤーが5m下がったことを確認してからプレー開始の合図をする。防御側が速やかに後退しない場合、時間を空費する行為として罰する。
(3)   インゴール及びゴールラインから5m以内のフィールドオブプレーではフリーパスは行われない。この地域でフリーパスが行われる状況が生じた場合、その地点と相対するゴールライン前5mの地点からフリーパスを行う〔5m フリーパス〕。
   
6、 プレー
(1)   腰に2本のタグを付け、自立しているプレーヤーは、相手プレーヤーと接触もしくは接触を誘発しないかぎり、次の行為ができる。
@ ボールを持って自由に動くこと。
A 自分の真横、もしくは自分の後方にボールを投げること〔パス〕。
B 空中にあるボールを捕球すること。
C 地面にあるボールを拾うこと。
D 保持しているボールをインゴールにつけること。
E ボールを持っているプレーヤーのタグを取ること。プレーヤーがタッチライン上、またはタッチラインの外にいても同様である。
(2)   プレーヤーは次の行為をしてはならない。
@ 2 本のタグをそれぞれ左右の腰につけないでプレーする。
A ボールを持っていない相手プレーヤーのタグを取る。
B ボールを離したときの位置より前方にボールを投げる〔スローフォワード〕。
C 保持している、または手に触ったボールを前方に落とす〔ノックオン〕。ただし保持しているボールを地面に着けただけではノックオンにはならない。
D 相手をかわす以外の方法でタグを取ることを妨げる。
E 相手のボ−ルを奪う
  あらゆる種類のキック。
  →罰:その地点で相手のフリーパス
(3)   ボールを持ったプレーヤーがタッチラインを踏んだり超えたりした場合、また、投げたボールがタッチラインに触れたり超えたりした場合は〔タッチ〕となる。再開はタッチになった地点から相手側のフリーパスで行う。その際、ボールはタッチラインの外にいる、またはタッチライン上のプレーヤーが投げ入れる。
(4)   ボールを持ったプレーヤー及びボールが、タッチインゴール及びデッドボールラインに触れた、または超えた場合、停止直前にボールを保持していなかった側の5mフリーパスで試合を再開する。
(5)   インゴール及びゴールライン前5m以内で反則が起きた場合、相手側の5mフリーパスで再開する。
(6)   プレーヤーが自チームのインゴールにボールを着けた場合、相手側のフリーパスで再開する。
(7)   ボールを持っているプレーヤーが故意にではなく転倒した場合、レフリーは、それにより相手の防御の機会が失われた、あるいは試合の停滞が生じる、さらにプレーヤーの安全が確保できないと判断した場合、速やかに試合を停止しボールを保持していた側のフリーパス(タグの回数は継続)を命じる。ただし、プレーヤーの安全かつプレーの継続に関係がないと判断した場合はこの限りではない。故意の転倒は悪質な妨害行為である。
(8)   競技規則にない状況が起きた場合、レフリーは試合停止を命じ、停止直前にボールを保持していた側のフリーパスで再開する。
   
7、 得点〔トライ〕
(1)   得点〔トライ〕は、左右の腰に1本ずつのタグを着け、自立しているプレーヤーが相手インゴール〔ゴールラインを含む〕にボールを着けることによって得られる。トライによって得られる得点は1点である。
(2)   次の場合は得点が認められない。
@ ボールをインゴールに着けたときに両足がインゴールに入っていない。
A インゴールでタグを取られた後、またはインゴール直前でタグを取られ、惰性でインゴールに入った後ボールを相手インゴールに着けた。
  以上の場合、ボール保持側の5mフリーパスで試合を再開する。ただし、タグの回数は継続する。4回目のタグが発生したら防御側の5mフリーパスで再開する。
(3)   ペナルティトライ
  レフリーは防御側の反則行為がなければトライが与えられたと思われる場合は、〔ペナルティトライ〕を与える。
(4)   トライ後の再開
  トライ後の再開はセンターライン中央からトライをとられたチームのフリーパスにて行う。ただし、トライの後、防御側が接触行為等の妨害行為をした場合、レフリーは当該プレーヤーに警告以上の処分を与えた上で、センターライン中央でトライをした側にフリーパスを与える。
   
8、 タグを取る行為〔タグ〕
(1)   〔タグ〕は防御側プレーヤーがボールを持っているプレーヤーのどちらかのタグを取ることによって成立する。
(2)   タグが発生した場合、プレーヤーは速やかに次の行為を行う。
@ タグを取られたプレーヤーは直ちに前進を止め、ボールをパスする。違反行為は〔オーバーステップ〕。
A タグを取ったプレーヤーはタグを相手に手渡して返す。タグを取られたプレーヤーはタグを腰に着ける。
  →@Aに違反した場合の罰:その地点で相手のフリーパス。警告以上の罰が与えられる時もある。
(3)   タグが発生すると、タグを取られたプレーヤーがボールを離した地点を基準として、ゴールラインに平行なオフサイドラインが生じる。オフサイドラインの前方にいる防御側のプレーヤーは速やかにオフサイドラインの後方に下がる。下がりきれない防御側プレーヤーはボールを持った側のプレーヤーがパスをしたり走ったりするのを妨げないようにする。
  →罰:その地点に相対する防御側オフサイドライン上で相手のフリーパス。
(4)   インゴールでタグが発生した場合、5mフリーパスで再開する(タグの回数は継続)。
(5)   タグを4回取られた地点で、攻撃権は相手チームに移る。再開は相手側のフリーパスで行う。
9、 アドバンテージ
    レフリーは反則が生じてもプレーを継続することができる〔アドバンテージ〕。ただし、プレーヤーの安全が確保できないと判断した場合は速やかに停止を命じる。レフリーはアドバンテージを与えた側が地域的、戦術的利益を得られたと判断したらアドバンテージを解消する。そうでない場合は直ちにプレーを停止し、反則のあった地点で反則をしなかった側にフリーパスを与える。