平成18年度 神奈川県タグラグビー大会タグラグビー競技規則
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タグラグビー委員会 委員長 田 川  進
平成18年度 神奈川県タグラグビー大会タグラグビー競技規則
(神奈川県ラグビーフットボール協会)

ゲームの目的
前方にパスすることなく、またパスを落とすことなく、相手ゴールライン上あるいはその先方にトライをすること。
プレーヤーの人数
1チームのプレーヤーの人数は5人とする。
(1チームの登録人数は、交代メンバーを含め7人〜10人とする。)
プレー時間
全ての試合は、7分1本で行う。(参加チーム数等により、試合時間の変更があり得る。)
但し、決勝戦等は、5分〜7分ハーフによる10分〜14分での試合時間とすることがある。
グランドサイズ
35〜40メートル×18〜25メートルとする。ゴールポストは使用せず、インゴールも設定しない。
得 点 方 法
1  1トライは1点である。トライをするためには、プレーヤーはボールを相手ゴールラインを越えて持ち込み、ボールをグランドに押しつけなくてはならない。トライ後、ゲームはフィールドの中央から、トライされたチームのフリーパスで再開される。
MEMO  フリーパスでの再開は、トライをしたチームのプレーヤ-全員がセンターラインを越えて自陣に入った時点とする。それ以前のプレー再開は認められない。
反則!  トライをしたチームのプレーヤーが故意に遅れて戻ることをしてはならない。初回は審判が注意、2回目からはフィールドの中央から5メートル相手陣へ進んだ地点から、トライされたチームのフリーパスで再開される。
パ ス
2  パスとは、攻撃側のボールを持ったプレーヤーが、後方または真横にいる味方プレーヤ-に捕れるボールを投げることをいう。
反則!  スローフォワード
 前パス(相手ゴールラインの方向にボールが移動するパス)は、いかなる場合も反則である。前パスが行われた場合、相手(反則を犯さなかったチーム)にフリーパスが与えられる。
反則!  ノックオン
 パスを取れなくて前方(相手ゴールライン方向)に落とすことは反則である。この場合、相手(反則を犯さなかったチーム)にフリーパスが与えられる。後方(自陣ゴールライン方向)へ落とした場合は反則ではなく、すぐに拾ってプレーできる。
MEMO  アドバンテージルール
 反則を犯したチームのボールがグランド上にあり、審判の笛が鳴らずにプレーが止められていない場合は、反則を犯さなかったチームのプレーヤーはそのボールをすぐ拾い上げプレーしてかまわない。
 グランド上にあるボールを双方のプレーヤーが同時に拾い上げようとして取り合いになった場合は、審判の判断によりどちらかのチームのボールとして再開される。(攻撃側とするほうがよい)
タ グ
3  タグとは、タックル(身体接触)することなく攻撃側のボールを持ったプレーヤーの腰に付けている2本のリボン(この後はタグという)のうち1本を取ることである
 攻撃側は5回『タグ』されるまでにトライできないときは、相手チームにフリーパスが与えられ、攻守交替する。このフリーパスは最後のタグ(5回目のタグ)がなされた地点から行われる。
反則!  ボールを持ったプレーヤーのタグしか取ってはいけない。ボールを持たない攻撃側のプレーヤーのタグを取り、そのプレーヤーが攻撃に参加できない場合は反則となり、反則のあった地点からタグ0回からフリーパスで再開される。
MEMO  守備側のプレーヤーはタグを取った時、『タグ!』とコールしながら頭上に掲げて審判に知らせる。この時、審判はタグの回数をコールします。その後、すぐにタグを取った相手に手渡しで返さなければならない。
反則!  『タグ!』のコールをしない場合、審判にタグの回数を数えてもらえません。
反則!  守備側のプレーヤーが取ったタグを相手に手渡しで返さず、持ったままでいたり、放り投げたりした場合は反則となり、反則のあった地点からタグ0回からフリーパスで再開される。
 攻撃側のボールを持っているプレーヤーは、タグを取ろうとする相手をかわして走ることはできるが、タグを取られないようにタグを手で押さえたり、隠したり、相手の手を払ったりしてはいけない。
 回転しながら走り、ディフェンスにぶつかってはいけない。但し、一回転(360度)までは、ステップと捉えるが、明らかに危険であると判断した場合や、相手に接触した場合は、反則となる。
反則!  タグを取ろうとする行為を上記のように妨害した場合、反則となり、相手(守備側チーム)にフリーパスが与えられる。
反則!  守備側のプレーヤーが攻撃側のボールを持ったプレーヤーからボールを奪い取るようなことはしてはいけない。
MEMO  タグが自然に取れてしまった場合も1回として数えられる。
注意!  タグが自然に取れた場合、レフリーが気づかないでプレー続行した場合は、タグが落ちた地点から、タグ回数を1足して、フリーパスからプレーする。また、レフリーが気付いて、タグ回数をコールした後、『止まって、パスして!』とコールしたにもかかわらず、止まらない、又はパスしない場合は、反則になります。(オーバーステップ)
 タグの発生した時、守備側のプレーヤーはタグを手渡しで返すまで、攻撃側のプレーヤーは返してもらったタグをベルトに付けるまで、次のプレーに参加することはできない。
 攻撃側のボールを持っているプレーヤーは、タグを取られた時は、速やかに止まらなければいけない。(タグ後、3秒以内にパスをしなければならない。たとえスピードがついていようとも3歩以内にパスをしなければならない。)しかし、タグされた後にトライをする場合は1歩しか許されない。(1歩以上進んだ場合は味方にパスをしてトライしてもらうこと。)
反則!  3秒以内にパスできなかった場合または3歩以内にパスできなかった場合は反則となり、相手にフリーパスが与えられます。(オーバーステップ)
MEMO  審判はタグが取られた時、タグの回数を数えた後、『すぐにパスして!』とコールします。
MEMO  5回目のタグを取られた後に1歩でトライゾーンに入りトライをした場合は、得点を認めることとする。
反則!  タグを取るために、明らかに衣服等を掴んでオフェンスの動きをとめると反則になります。
MEMO  走りながらパスをするプレーはレベルアップしたものとして捉え、パスをしようとする意思が見られれば、1、2歩のアドバンテージをみてもよい。タグされたことを気が付かずに走り続けた場合は、必ず反則を取る。
オ フ サ イ ド
4  オフサイドはタグが発生した直後にのみ起きる。
 守備側のプレーヤ-はタグが発生した場合、タグを取られボールを持ったプレーヤーより自分の陣地の側に戻る努力をしなければならない。簡単に言えば、タグを取られボールを持ったプレーヤーのパスを決して邪魔してはいけない。(邪魔する位置にいる守備側のプレーヤーはすべてオフサイド)・・・タグを取られたプレーヤーから1メートル以上離れる努力をすること。
反則!  オフサイドの位置にいる守備側プレーヤーは、相手のタグを取ってはいけない。オフサイドの反則があった場合は、反則があった地点からタグ0回から再開される。
MEMO  タグを取ったプレーヤーも、攻撃側のプレーの邪魔をすれば、オフサイドの反則となる。
 オフサイドのプレーヤーがいても、攻撃側のプレーが有効な場合は、アドバンテージをみて続けさせる。
反則!  オフサイドが発生した場合、オンサイドの位置にいる守備側プレーヤーであっても、相手のパスを邪魔(インターセプト)してはならない。その場合、オフサイドの反則と同様に、反則があった地点からタグ0回から再開される。
MEMO  インゴール内は、オフサイドが発生しないため、パスカット(インターセプト)は、反則にならない。
フ リ ー パ ス
5  フリーパスはゲームの開始(フィールドの中央から)とゲームの再開(反則が起きた地点)のために使われる。
 反則がゴールラインを越えてか、あるいはゴールラインから5メートル以内で起きた場合は、反則を犯さなかったチームにゴールラインから5メートルの地点でフリーパスが与えられます。
 フリーパスを行うプレーヤーは必ずパスをしなければならず、ボールを持って直接走ることはできない。その際のパスは手渡しパスではなく、必ず空中を通ってのパスでなくてはならない。
 安全のため、フリーパスを受け取るプレーヤーは、パスするプレーヤーの後方2メートル以内からスタートしなくてはならない。フリーパスの場合に限り、後方から走り込んでパスをもらってはいけない。
 フリーパスの際、守備側は2メートル以上自陣ゴール側へ下がらなくてはいけない。攻撃側のボールを持ったプレーヤーがパスするまで、守備側プレーヤーは前への動きをしてはならない。
ボ ー ル ア ウ ト プ レ ー
6  ボールあるいはボールを持ったプレーヤーがサイドラインの外に出た場合は相手チームのボールになり、サイドラインを出た地点からフリーパスで再開される。この場合、フリーパスをするプレーヤーはタッチラインを跨いだ形でパスを出す。
危 険 な プ レ ー
7 反則!  相手にぶつかる行為はすべて反則である。故意ではなく、勢い余ってぶつかってもいけない。
反則!  グランドにあるボールに対して、飛び込んではいけない。必ず立った姿勢で拾い上げること。
反則!  ボールをキックしてはいけない。
反則!  回転しながら走り、ディフェンスにぶつかってはいけない。
反則!  ハンドオフ(相手を突き飛ばす)はしてはいけない。
注意! 明らかに故意で危険な反則や、同じ反則を繰り返すと、3分間の退場を宣告されることがあります。(シンビン)
そ の 他
8 注意!  攻撃の際、味方プレーヤーが相手側防御の妨害をすると、反則を取られることがあります。(オブストラクション)
注意!  攻撃の際、味方プレーヤーと接触して、相手側防御の妨害をすると、反則を取られることがあります。(アクシデンタルオフサイド)
MEMO  両手を広げての防御は、防御側のケガを防ぐとともに、攻撃側のスキルアップに大いに役立つものであることから、望ましいと解釈します。
注意!  レフリーは、試合中唯一の判定者であり、絶対的な権限を有する者である。従って、レフリーの決定に反論したり、異論を唱えることは出来ません。
MEMO   自陣インゴール内で、タッチダウンした場合は、ゴールラインから5メートルの地点でフリーパスから再開します。
MEMO  攻撃側の自陣インゴール内でタグが発生した場合、発生タグ回数にて、ゴールラインから5メートルの地点でフリーパスから再開します。
平成17年9月1日 改正
最近改正  平成17年10月1日