川崎市ラグビースクール―HPの公開で更なる発展へ―

広報担当 山 崎  定
 川崎市協会主催の社会人大会では、年々チーム数も減り、人数が揃わず試合不成立のゲームが多々目立ってきています。
 平成15年4月13日川崎市ラグビースクールは140余名の在校生と共に開校式を迎えることができました。
 当スクールも今年で27周年を迎え益々充実し足が地に着いてきたことを実感しております。
 さて、平成15年はラグビーワールドカップ年、予選から開催までの盛り上がりを興味津々の思いで見ていましたが、マスコミ、メディアが取り上げても小さな記事とテレビ放映も少ない寂しいワールドカップだったと実感しています。
 サッカーの「アテネ」「ワールドカップ」予選の盛り上り方とのギャップを肌で感じました。
 どれだけの人がラグビーワールドカップ開催とジャパン代表の存在を知っていたでしょうか。
 また今季からトップリーグ制でシーズンは長くなり試合数も増えたもの、茶の間で目に触れることが以前にも増して少なくなってしまったことは否めない。
 「興味ある人はグランド」に足を運ぶか「チャンネル権を購入」して観る選択肢では残念ながら、今のラグビー人口の底辺拡大には乏しい気がします。
 また、スポーツメディアのあり方にも大いに疑問を感じるのは私だけでしょうか・・・。それであっても、全国のラグビースクールの生徒数はけして減少してはおりません。
 そこに一縷の望みがあります。当スクールも我々が「ガンバレ」ばと、悪戦苦闘の末HPの開設に踏切ることができた年でもあります。
 今ではアクセスカウント数も増え、HPからの問い合わせもくるようになり、ラグビースポーツの更なる発展に寄与しています。
 今の世の中は物が豊かになり過ぎて、なに不自由なく育った青少年に、これからは心の豊かさが求められる時代です。
 それには逆境に負けない正しい判断と弱者を助ける優しい心を持つことが寛容です。
 そのような広い人間つくりにはラグビーが最適なスポーツであると自負しております。
 また、当スクールには生徒の父親を主体としたオジンズチーム(約50名)があり、親子の共通の楽しみとして定着し、家庭での会話も拡がり、親子の太い絆となっていると確信しております。
 平成16年度も当スクールの基本理念である勝つためのラグビーではなくラグビーのルールを通して、仲間を大切にし、互いに協力、強調、努力する精神を練習の中で学び取れるような指導に心掛け、未来ある青少年の育成に全力で当たっていきたいと思っております。
 また、我々指導員はラグビースピリット、フェアプレイを念頭に指導していきます。
 これからも、宜しくお願い致します。

○平成15年度活動実績
4月 運動会・体力測定
5月 ハイキング金沢自然公園
8月 八ケ岳夏期合宿研修八ケ岳
8月 夏期合宿練習嬬恋
9月 交流大会
10月 親子ラグビー教室
10月、11月 ミニラグビー県大会
12月 県ラグビースクール運動会
2月 指導員研修会