田園ラグビースクール―平成15年度活動報告―
幼稚園・小学生統括 金 津 文 貴

 4月、平成15年度もいつもの50m四方の空き地での開校式から始まりました。
 翌週は秩父宮ラグビー場にジャパンセブンズの応援に行きました。スピード感溢れる7人制のゲームに歓声をあげたり有名選手のサインをもらったりと子供達は大喜びでした。
 5月にはこどもの国への遠足がありました。
 午前中は思いきり遊んで、お弁当を食べてから、午後は子供の国のグランドで紅白試合を行いました。
 午前中に遊び過ぎたせいか、ちょっぴり試合はバテ気味でした。
 また、下旬には大津で交流大会がありました。
 3年生は覚えたばかりの7人制の試合に戸惑いながら、5年生はいよいよ9人制の試合ができるようになったという、ちょっぴり得意げな気分で、楽しい一日を過ごしました。
 一番緊張していたのは、初めてレフリーをするコーチの方々だったかもしれません。
 7月末には恒例の菅平合宿を行いました。
 この年の菅平は、雨・霧と寒さに苦しめられました。
 タッチジャッジをしていて、どこで何が起きているのか分らない濃霧の中の試合というのも初めての経験でした。
 10月〜12月は、県大会と交流試合で、まさにラグビー一色の毎週末でした。

 早朝からお弁当を作り応援に来られるご父兄の皆様、そして、その期待に応えようと全力でプレーする子供達。
 子供達のそのひたむきさは、一戦一戦、着実に彼等を成長させてくれました。
 子供達の吸収力と可能性の大きさには毎年のことながら驚かされます。
 年も明け、2月末には6年生のミニラグビー卒業記念として前橋に遠征しました。
 3月、いよいよ平成15年度の活動も残り僅かとなり、いつもグランドの周りから見ているだけの、お父さんやお母さんにもグランドに降りていただき、親子対抗のタグラグビーを楽しみました。
 親子で楕円球を追いかけて汗を流したあとは、美味しい豚汁で身も心も温まり、一年を締めくくるには最高のイベントとなりました。

 今年度は生徒数がさらに増えて190名を超えました。
 麻生・グリーン両スクールと合同で活動している中学生(DAGS)も、OB達も頑張ってくれています。
 子供が増えてくれることは嬉しいことですが、頭が痛いのはグランドの狭さです。
 今年度は50m四方の空き地から、80m四方の原っぱに練習場所を引越します。