第18回全国クラブラグビーフットボール大会 決勝 観戦記
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クラブ委員会 長井  勉
第18回全国クラブ大会決勝観戦記
   1月23日(日)、好天に恵まれた秩父宮ラグビー場。昨年11月行われた東日本TCL決勝対決の再現となった。この2年間、2勝2敗の互角の対戦成績に決着をつけるのは、6連覇後精彩を欠きながらも10周年迎えた神奈川代表タマリバか、北の大地パワーで粉砕もくろむ北海道バーバリアンズか。
   前半先手を取ったのは、11分タマリバFB遠藤のPG。しかし、北海道BBは、外国人選手のオフロードパス攻撃からBKにつなぎ14分にトライ、3-5と北海道BBがリード。
  その後、タマリバ遠藤のキックが冴え、2PGを加点。
  一方、北海道BBは、きっちりゴール前モールからトライ。
  北海道BBの3点リードで前半終了した。タマリバにしてみればゲームプラン通りか。
   後半、タマリバは、攻撃の要所にフォラウ愛世が絡み、WTB牧野の2トライで逆に9点差をつけた。
  北海道BBは12分PG、18分トライなどで追い上げたが、実に良い時間帯の37分、遠藤の14点目となる逆転PGが決まり24-22。
  その後、終了間際のゴール前猛攻を凌いだタマリバが、2年ぶり7回目の優勝を飾り、全国約1,100クラブの頂点に立った。
   ゲームプランナー冨野の頭脳とひるむことなく低いタックルで相手を封じたFW、好機を必ずトライチャンスにつなげたBK陣の集中力とCTB飛野のキャプテンシーが光ったタマリバ。
  ファイナルにふさわしい好ゲームだった。
  2月6日、タマリバは帝京大と日本選手権1回戦を戦う。
  (報告:クラブ委員会 長井勉)
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